「無料VPNって危険なの？」
「有料VPNと何が違うの？」
「結局どっちを使うべき？」

この疑問を初心者向けにわかりやすく解説します。

結論から言うと――

安全に使いたいなら、有料VPN一択。
無料VPNは“無料で提供する代わりにユーザーのデータを収集する”ケースがほとんどです。

速度・安全性・維持コスト・サービス内容の面で比較していきます。

◆無料VPN vs 有料VPN【比較表】

項目	無料VPN	有料VPN
安全性	低い（ログ収集・広告表示あり）	高い（ノーログ監査済）
速度	遅い・途切れる	高速で安定
通信量	制限あり（1日〇GBなど）	無制限
サーバー数	数か国のみ	数十か国〜100か国以上
ストリーミング	ほぼ不可	Netflix/YouTube/各国動画OK
P2P（Torrent）	原則禁止	対応（高速）
目的	一時的な軽い用途	セキュリティ・プライバシー全般
おすすめ度	✕	◎

◆無料VPNが危険と言われる理由

無料VPNは「無料」で提供する代わりに、
運営側が別の方法で収益を得る必要があります。

そのため以下のような問題が起こります。

● 1. ログ（利用データ）を収集して売るケースが多い
● 2. 暗号化が弱い、または暗号化されていないことがある
● 3. 通信速度が極端に遅い
● 4. 通信量制限が厳しい
● 5. ストリーミングやP2Pが禁止
● 6. 運営元が不明な事が多い（危険）
● 1. ノーログポリシーを厳守（監査済）
● 2. 速度が非常に速い
● 3. 通信量無制限
● 4. 世界中のサーバーが使える
● 5. ストリーミングに強い
● 6. 公共Wi-Fiでの安全性が段違い

● 1. ログ（利用データ）を収集して売るケースが多い

実際に無料VPNの多くは

位置情報
サイト閲覧履歴
IPアドレス
デバイス情報

などを広告会社に販売しています。

VPNは本来、プライバシーを守るためのツールですが、
無料VPNの場合「むしろプライバシーが危険にさらされる」ことになります。

● 2. 暗号化が弱い、または暗号化されていないことがある

無料VPNの中には
暗号化されていない（VPNの意味がない）
ものも存在します。

● 3. 通信速度が極端に遅い

無料VPNは

サーバーが少ない
世界中のユーザーが殺到する
負荷が高く速度が出ない

ため、
動画どころかWeb閲覧すら重い ことがあります。

● 4. 通信量制限が厳しい

例）

1日500MB
月2GBまで
一定時間使うと切断
など。

VPNを常時オンにする用途では全く足りません。

● 5. ストリーミングやP2Pが禁止

NetflixやHuluなどの視聴はほぼ不可。
P2P（Torrent）も制限されます。

● 6. 運営元が不明な事が多い（危険）

無料VPNの多くが

運営会社の住所
開発者
資本
ログ保持の実態

を公開していません。

信頼性はほぼゼロです。

◆有料VPNが安全な理由

有料VPNは「月額料金＝運営コスト」になるため、
無料VPNのようにデータ販売に頼る必要がありません。

● 1. ノーログポリシーを厳守（監査済）

有名VPNは第三者機関の監査により
「ログが保存されていない」
ことが証明されています。

代表例：

NordVPN（ノーログ監査済）
Surfshark（監査済）
ExpressVPN（監査済）

● 2. 速度が非常に速い

高速プロトコル（WireGuard、Lightwayなど）を搭載し、
動画・ゲーム・仕事・日常使いすべて快適です。

● 3. 通信量無制限

どれだけ使っても制限なし。

● 4. 世界中のサーバーが使える

60〜100か国以上にサーバーを展開。

● 5. ストリーミングに強い

Netflix・YouTube・Hulu・TVer・アマプラ・スポーツ配信など
多くのサービスで地域制限を回避できます。

● 6. 公共Wi-Fiでの安全性が段違い

AES-256 や ChaCha20 など強力な暗号化で通信を保護。

無料VPNでは実現不可能なレベルの安全性です。

◆無料VPNでも使っていいケースは？

以下のような「軽い一時利用」なら可：

どうしても急ぎでIP変更だけしたい
テスト目的
とりあえずVPNとはどんなものか試したい

ただし 個人情報を入力する行動（ログインなど）は絶対にNG です。

◆結局、無料と有料どちらを使うべき？

結論はこれ。

プライバシー保護・仕事・公共Wi-Fi・動画視聴 → 有料VPN一択
一時的なお試し → 無料VPNでも可